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リハビリから自分を振り返る 『あなたは、何のために努力していますか?』 | GBCと聞かれると、意外と答えるのが難しくないでしょうか。
GBC.com同じ30分でも、「何のために」で変わる
「半年後、この分野の患者さんをもっと自信を持って評価できるようになりたい」
その行動が、自分の目指しているものにつながっているか。
患者さんにお願いしていることはどうでしょうか
「大腿四頭筋が弱いので、この運動を10回3セットしてください」
私たちは評価したうえで、必要だと思うことを提案しています。
でも、その理由は患者さんにもつながっているでしょうか。
「これができるようになると、自分の生活の何が変わるのか」
「何のためか分からない30分」を続ける難しさは想像できます。
では、患者さんにお願いしている運動はどうでしょうか。
GBC.comニードとホープを聞いて、終わっていないか
筋力が必要。
可動域が必要。
持久力が必要。
屋外歩行能力が必要。
「自分でスーパーへ行きたい。そのために屋外を歩ける必要がある」
ホープ → 目標 → 必要な能力 → 今日のリハビリ
人を中心とした目標設定について22研究を整理したシステマティックレビューでも、本人が目標設定に参加することが重視されていました。一方で、目標を決めても、その後の行動計画や障壁への対応、フォローアップまで十分に組み込まれていない介入も多いことが報告されています。
Kang et al., 2022
GBC.comHOPE
また自分でスーパーへ行きたい
↓
GOAL
自宅からスーパーまで歩いて往復する
↓
NEED
屋外歩行能力・持久力・疼痛への対応
↓
TODAY
では、今日のリハビリで何をするか
その目標は、誰の目標でしょうか
患者さんと目標を決めたつもりが、セラピストが決めた目標を説明しているだけになっていないか。
リハビリテーションにおける目標設定とShared Decision Makingを扱ったシステマティックレビューでも、患者が目標設定にどの程度参加できているかには幅があり、その過程にはさまざまな障壁があることが報告されています。
Rose et al., 2017
患者さんには、医学的・身体的に何が必要なのか分からないことがあります。
その人が何を大切にしていて、何を取り戻したいのか、
専門職として考えるニードと、本人が持っているホープを、一緒に目標へ変えていく。
目標を立てれば、リハビリの結果は良くなるのか
目標設定はリハビリテーションで広く用いられていますが、
「目標設定をすれば治療成績が上がるからやりましょう」
患者さんとセラピストが、何を目指して今日のリハビリをしているのかを共有する。
この捉え方の方が、臨床では大切ではないでしょうか。
「やる気がない」で終わらせる前に
もちろん、すべてを目標設定だけで説明することはできません。
疼痛、疲労、不安、生活環境、認知機能、家族との関係。
と考える前に、一つだけ確認してみてもよいと思います。
この人にとって、今日このリハビリをする意味は共有できているだろうか。
もう一度、自分に置き換えてみる
何のためか分からないまま頑張り続けることは、意外と難しい。
今日行うリハビリは、そこにどうつながっているのか。
ニードとホープを聞くこと自体が目的ではありません。
その人が目指している場所と、私たちが提供するリハビリをつなぐために聞く。
を患者さんとセラピストが共有するためのものなのだと思います。
「この人は、何のためにこれを頑張っているんだろう」
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